AHBケアセンター

ブリーダーさんからお引き受けしたパートナードッグ＆キャットたちの中には、お引き受け時に実施する健康診断や様々な検査の結果、健康状態が良好であるといえない子たちもいます。ケアセンター内には診療所を設けており、獣医師による診察および各種検査、治療、栄養食事指導、リハビリ指導等を行っています。
避妊・去勢手術や必要に応じたリペア手術等は、手術設備を完備している当社ウエルネスセンター内診療所や提携動物病院にて実施しています。

ケアセンターの管理スタッフは、獣医師の指示に従ってBCS(ボディ･コンディション･スコア)に基づいた体重管理や食事管理、術後管理、リハビリ等、一頭一頭としっかり向き合いながら良好な健康状態の維持に努めています。

ワンちゃん・ネコちゃんたちの少しの異変も見逃さず、早い段階で適切に対処することこそが、“命”を預かる私たちの一番の責務であると考えます。

ワンちゃん・ネコちゃんが日々生活する環境は、常に清潔であることはもちろんのこと、法律で定められた要件や数値基準さえクリアしていればいいというものではないと私たちは考えます。

ケアセンターにいるワンちゃん・ネコちゃんたちの中には、重い病気や障害を患っている子たちもおり、里親さんが見つからなければ、生涯ケアセンターで暮らしていくことになるかもしれません。そういう子たちも含めたすべてのワンちゃん・ネコちゃんたちに、どうしたらより“快適”で“楽しく”“穏やかに”過ごしてもらえるのかということを常に考え続けています。

広くて開放的な居住スペースで生活しながら、室内外の運動スペースで他の子たちとたくさん遊び、好きなスタッフと近所をのんびりお散歩し、時には提携ドッグランにお出掛けしたり、夏にはプール遊びをしたりと、ワンちゃん・ネコちゃんたちに日々の生活を存分に楽しんでもらえる場所であり続けたいと思っています。

ご家族にお迎えいただいてからの新しい環境にもできるだけ早く適応し、ご家族とともにより良い生活を送っていただけるように、一頭一頭の性格や特性に合わせたトレーニングをおこなっています。

ケアセンターに来たワンちゃん・ネコちゃんたちには、まず環境や私たちに馴れてもらうことから始めていきます。そのために、一頭一頭の性格や特性をよく観察し、その子にとっての快適な環境や「好きなこと、嫌いなこと」「楽しいこと、楽しくないこと」を理解し尊重してあげることで信頼関係を築いていきます。そして、運動スペースでの他の子たちとのコミュニケーション、スタッフとのふれあいや遊びを通じて社会性や社交性を学んでもらいます。

ワンちゃんにはその他にも、お手入れ慣れやお散歩練習、トイレや甘嚙みに対するトレーニングなど、心身の負担にならないようにしっかりと見極めながら実施しています。

日々のお手入れもワンちゃん・ネコちゃんたちの快適な生活には欠かせません。

爪が伸びていれば怪我の原因になりますし、お顔やお尻がよごれていれば本人たちも不快に思うのではないでしょうか。また、こまめに耳掃除や歯のケアをしてあげることで病気の予防や健康寿命の延伸にも繋がります。

シャンプーしてきれいになって、カットして可愛くなったワンちゃん・ネコちゃんが、とても嬉しそうしているように見えるのは気のせいではないと信じて日々のお手入れに励んでいます。