お手入れについて
耳掃除
耳の汚れは1〜2週間に1回は確認をしましょう。汚れているときは、市販のイヤーローション(耳洗浄液)を耳の中に数滴垂らし、優しく耳の付け根あたりを揉んでください。そうすると内部の汚れが浮いてきますので、その汚れをコットンで拭き取ります。
爪切り
爪が伸びてしまうと、カーペットや洋服にひっかかってしまい怪我をしてしまう恐れがあるので、1〜2週間に1回は確認をしましょう。
爪の中には血管や神経が通っていますので、深爪をしないように注意してください。
お家で爪切りをすることが不安な場合は、お近くのトリミングサロンや動物病院ヘ相談してみましょう。
- 爪を切ってみよう
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1ワンちゃん・ネコちゃん用の爪切りを用意します。
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2ワンちゃん・ネコちゃんの足を持ち、軽く指を上から押すと爪が見えます。
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3伸びた爪の先端だけを切ります。一度に深く切ってしまうと、深爪になってしまう恐れがあるので少しずつ切りましょう。
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4最後に角が丸くなるように整えます。
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- 爪の色
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爪が白い子は、血管がピンク色に透けて見えるので、その手前までを切ります。
爪の色が黒や濃い色の子は、血管が見えにくいため、切りすぎないように注意しながら先端を少しずつ切ります。 - 出血してしまったら
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爪を切りすぎてしまうと出血することがあります。まずは慌てずに、コットンなどで抑えて止血します。市販の止血パウダーを使うと出血が止まります。
肛門腺絞り
肛門の左右に肛門腺(肛門嚢)と呼ばれるものがあります。その中には悪臭がする分泌物が入っています。
通常は、排便時と一緒に排出されますが、中には肛門腺が出にくい子や下痢などの炎症が原因で排出する穴がふさがってしまっている場合は、肛門腺液が溜まり続けてしまうため、定期的に人間の手で絞ってあげることが必要です。
うまく出せずに溜まり続けてしまうと、炎症を起こしたり、化膿して悪化して皮膚が破けてしまう肛門腺破裂を起こす場合があります。
ネコちゃんは、ワンちゃんよりも肛門腺がつまることは少ないといわれているので、ワンちゃんのように定期的に肛門腺を絞る必要はありませんが、いつもより肛門周りが腫れていたりする場合は、すぐに動物病院を受診してください。
- 肛門腺の絞り方
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1ティッシュ、ウェットティッシュなどを用意します。
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2しっぽを持ち上げて肛門から押し出すように絞り出します。
3お尻の汚れをウェットティッシュなどで拭きましょう。
- 肛門腺絞りの目安
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肛門腺が溜まってくると、気になるために肛門を祇めたり、痒がったり、お尻を床に擦り付けたり、自分のしっぼを追いかけたりします。
お家で肛門腺絞りをすることが不安な場合は、お近くのトリミングサロンや動物病院へ相談してみましょう。
デンタルケア
- デンタルケアの重要性
- ワンちゃん・ネコちゃんにも歯磨きは必要です。3歳以上のペットの約80%が歯周病予備軍と言われ、口腔内環境の悪化は様々な疾患の原因の一つになると言われています。
病気予防の観点からも人間と同様に歯みがきをしてあげることが健康維持にはとても大切です。 - 子犬・子猫のデンタルケア
- 子犬・子猫はおよそ生後6 ヶ月で乳歯が永久歯に生え変わります。
永久歯になってから、急に歯みがきを始めようとすると嫌がってしまう車もあります。
小さい頃から口周りを触ることや歯を磨くことに慣れさせましょう。 - 歯みがきトレーニング
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1ワンちゃん・ネコちゃんを撫でながらリラックスさせてあげましょう。
2そのまま口周りを触っても嫌がらなければ、前歯を触ったり、上唇を持ち上げて奥歯を触ってみましょう。
3歯みがきシートを指に巻いて口の中を触ってみましょう。上手にできたら褒めてあげることも大切です。
4口の中に指が入ることに慣れてきたら、いよいよ歯ブラシを使って歯を一本ずつ磨いてみましょう。
- デンタルケアグッズの選び方
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大きく分けて、歯みがきシートと歯ブラシがあります。子犬・子猫には、トレーニングのために味の付いた歯みがきシートがおすすめです。
口が小さいワンちゃん・ネコちゃんの歯を完璧に磨くことは難しいため、歯みがきシートや歯ブラシと合わせて歯みがき用のガムや洗口液を使うとしっかりとケアが出来ます。
歯みがき用のガムは、噛むことにより歯垢や口臭が軽減され、唾液が出ることで口の中を清潔に保ちます。
洗口液はお水に垂らしておくことで、歯の磨き残し対策や磨きにくい奥歯や内側の歯のケアのサポートができます。
その子の好みに合ったデンタルケアグッズを選んであげましょう。