PetPlus うちのこ母子手帳

お家に帰ったら

初めての環境は、ワンちゃんやネコちゃんでなくとも緊張します。『抱っこしたい』『いっぱい遊びたい』と思われるかもしれませんが、ワンちゃん・ネコちゃんにとっては体調を崩す原因にもなりかねません。ワンちゃん・ネコちゃんが新しいお家に慣れて気持ちが落ち着くまで、そっと見守ってあげましょう。

  • 睡眠について

    ワンちゃん・ネコちゃんの
    赤ちゃんの睡眠時間は
    1日に17~20時間

    10分遊んだら2時間休憩

    生後2ヶ月のワンちゃん・ネコちゃんは1日17〜20時間睡眠をとります。当日(お家に初めて帰った日)はとても疲れているため、サークルの中でゆっくりと寝かせてあげてください。1週間程度はサークルの中で過ごさせてください。サークル内で様子を見て、1週間経ったらサークルから出して遊んであげましょう。でも1回に10分以上は禁物です。1回遊んだら2時間は休憩させてください。

  • 子犬・子猫の体温調節について

    適正室温
    夏:24~26度
    冬:20~23度
    適正湿度:45〜55%

    子犬・子猫は体温調節が上手ではありません。夏は暑くなりすぎると熱中症や脱水症状等が、冬は寒くなりすぎると風邪等、体調不良の原因になります。室温管理を心がけてあげてください。

    • 空調の風が直接当たらないようにしてください。
    • 夏は直射日光が当たらないようにしてください。
    • 窓際は温度が変動しやすいため、サークルは窓際に置かないようにしてください。
    • 夏はクールマット、冬はペットヒーターをサークルに入れておくと良いでしょう。
ワンちゃんやネコちゃんはお家の環境に慣れるまで、下痢や嘔吐をしてしまう場合があります。
  • 下痢や嘔吐の原因はさまざまですが、環境の変化や内部寄生虫によるものなどが考えられます。当社で便検査・駆虫は済んでおりますが、個体差により100%完璧な駆除が出来ない場合もあります。
  • 一度に多く食事を食べてしまったり、食後に遊んだりして嘔吐をする場合もあります。
  • 元気、食欲のある軽度の下痢は緊急でない場合が多いですが、次の日も症状が改善されなければ動物病院を受診してください。
  • ご飯を食べてもその後嘔吐をして、かつ、元気が無いなど体調に異変が見られましたら、様子を見すぎずに動物病院を受診してください。

低血糖症について

低血糖とは

血液中の糖分濃度(血糖値)が低下してしまうことにより起こる病気です。
脳は血液中の糖分をエネルギー源としているため、血糖値が著しく低下するとその影響を受け様々な症状を引き起こします。

子犬・子猫は、体内の糖分の蓄えが十分ではなく、血糖値の維持を食事からの糖分吸収にほとんど頼っているため、血糖値の維持が出来ずに低血糖症が発症します。
重度の場合は命にかかわることがあります。

どんな症状

  • 声掛けに対する反応が鈍い
  • ぐったりしている
  • ふらつき・震えている
  • 首を後ろに曲げ、体が突っ張る
  • 元気・食欲消失
  • 昏睡・痙攣発作など

こんな時に要注意

子犬・子猫の場合は、食事の間隔が長くなると低血糖症を発症しやすいため、1日に必要な食事の量をその子犬・子猫に合った回数に(2~4回)分けて、しっかりと食べきることが大切です。
他にも寒さから震えたり、たくさん遊んで運動をしたなど、いつもよりカロリーを消費した時や、食べた後に吐いてしまった時は要注意です。

寄生虫や病気で元気・食欲が無い場合は、まずはその治療を行う必要があります。
心配な様子があれば、動物病院を受診してください。

もしもの時は

  • 低血糖症の症状が見られた時は、砂糖水やブドウ糖などを舐めさせると症状が回復することがあります。
    昏睡や痙攣発作を起こし、自力で飲み込めない・意識がしっかりしていない時は、命にかかわる危険性が高いため、すぐに動物病院を受診してください。

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